そう、まさか自分が詐欺サイトで買い物をしてしまうなんて…。
自分で言うのもなんですが、私は年齢の割にはネットリテラシーもあるほうだと思っていました。ブログも書いてるし、SNSもチェックしてるし、詐欺なんて引っかかるはずがないと思っていたんです。
でも、引っかかりました。
今回は「詐欺に引っかかるのは高齢者がほとんどじゃない?」と内心思っていた自分が引っかかるとは、情けないやら悲しいやら悔しいやら。
今回は私の失敗談と、そこから学んだことを、赤裸々にお届けします。同じような被害に遭わないための教訓として、少しでも参考になれば嬉しいです。
ぼんやりInstagramを見ていただけなのに…
あの日の私は、ただぼんやりとInstagramを眺めていただけでした。
広告の中に、あるブランドのバッグが目に留まったんです。デザインが好みで、「あ、可愛い…」って思わずタップ。
そこには「年に一度の特別セール!」の文字。
定価8万円のバッグがなんと13,000円。ありえない値下げに、私の中の「これはお得!」センサーが反応してしまいました。
正常な判断力を失った瞬間
「え、これ仕入れてメルカリで売れば利益出るのでは?」という愚かな思考が、私の脳内を一瞬で支配。
最初は自分用に1個のつもりが、気づけばバッグを9個、買い物かごに入れていました。合計10万円ほど。
「まあ、決済方法は選べるだろう」と軽い気持ちで、最後の注文ボタンをポチ。
するとその瞬間、“ご注文完了” の文字。え?決済方法も聞かれず?即注文?
どうやら代引き(着払い)一択だったようで、支払いはまだされていないけれど、すでに注文が確定した状態に。
最初は「やった〜」と思っていたけれど…
注文完了のメールも届いて、最初の20分くらいは「やった〜!いい買い物した!」という気分でした。
でも、ふと冷静になってきて「10万はやりすぎたかも…」と不安がじわじわ。
改めてサイトを見直すと、販売している商品はたった3種類。あれ?品揃え少なすぎない?
会社概要を確認すると、「東京都〇〇区」の住所が書いてある。お店の写真も載ってるし、大丈夫かな…と思いながらもその住所をGoogleで検索。
どこにもその店舗は存在しない。
「もしかして、会社のビルだから出てこないのかも…」と自分を納得させようとしましたが、
だんだん、不安が確信に変わっていきました。
消費者生活センターに聞いた対応策
とりあえず購入したサイトにキャンセルの場合はこちらにメールを、とあったので、注文番号と名前、キャンセルしたい旨を連絡。
24時間以内に返事をすると書いてあるが一向に返事は無し。
もしキャンセルできなければ商品(本物かわからないもの)が届き、支払うハメになる。
青ざめながら、すぐに消費者ホットライン188へ電話しました。
電話口の担当者さんが、事情を把握して今度どうすればいいかをおしえてくださいました。

①問い合わせメールがあれば、注文番号、キャンセルする旨、もし届いても受け取り拒否します。と書いてメールをもう一度送る。
②もしキャンセルできなければ商品が届いた時に受取拒否する。
※本来ならば自ら注文しているから勝手なキャンセルはできないのだけど、相手が外国(おそらく中国)だと支払ってしまったらもう絶対お金は戻ってこない。手元に残るのは偽物の商品だけになるので支払ってはダメ。
③安いと思った時は、まずおかしいと疑いましょう。そこまで安いということはまずありません。またAmazonや楽天などを経由すればある程度保証してくれますが、直接よくわからないサイトで買い物はやめましょう。あとね、今回はお金の被害はないけど、あなたの住所や電話番号など個人情報はむこうに渡っていますからね。本当に気を付けてくださいね。
と念を押されました。
確かに逆恨みされて別の犯罪に私の住所が使われることがあるかもしれませんよね。そう思うとまた怖くなりました。
翌日キャンセル受付メールが届いて…ひとまず安心
その夜はショックと不安で心がざわざわざわざわ…よく眠れませんでした。
翌朝、メールを確認すると、件の購入先から「キャンセルを受け付けました」というメールが届いていました。

「良かったぁぁぁぁぁぁぁあ」
とりあえず商品は届かずに済んだという安堵の気持ちが勝ちました。
もちろん、あのサイトが本当に運営されているかも分からず、正直“対応してもらえた”とは言い切れませんが、少なくとも今回は最悪の事態は避けられました。
今回、幸いにもクレジット決済ではなかったので金銭的な被害は未然に防げましたが、もしクレジット決済だったら支払っていたかもしれません。
「安すぎる」はやっぱり危険信号
今回の一件を通して、**「安すぎるブランド品は、ほぼ偽物」**という現実を痛感しました。
消費者ホットラインの方もおっしゃっていましたが、信頼できるのは公式サイトやAmazonなどの正規仲介サイトだけ。(Amazonでもたまに偽物はありますが、仲介サイトが返品に応じたりしてくれます。)
もう二度と、浮かれて不審なサイトでポチらないように——
この教訓を肝に銘じて、これからのネットショッピングは慎重に向き合っていこうと思います。
今回は不幸中の幸いでキャンセルもできたし支払いはしていなかったので良かったですが、もしクレジットカードや銀行振込で支払ってしまった場合は、すぐにクレカ会社へ連絡、銀行へ連絡、もしくは最寄りの警察署またはサイバー犯罪相談窓口に購入時の情報を持って相談しましょう。
あと最初にやればよかったんですが、CHATGPTにサイトのURLを貼り付けて見てもらったら即答で詐欺サイトです、という答えでした。
これからはAIに判断してもらうのも良いと思います。
みなさんもどうかお気を付けて。
それでは、まったね~~~
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