Vol.1では地域包括支援センターに飛び込んで、要支援2の認定を取るまでの話、Vol.2ではみまもりアプリとLINEスタンプを作った話を書きました。
今回は父の病状を把握するまでの道のりをお届けします。
父の病状を誰も知らなかった
父はずっと病院に一人で通っていました。
晩年は母も父とあまり仲が良くなかったため、父の病状を把握しておらず、子供たちである私たちも当然知りませんでした。
母が亡くなって初めて、父の体のことを誰もきちんと把握していないという現実に直面しました。
父の持病あれこれ
調べてわかった父の病状はこちら。
糖尿病
これはもう20年ほど前からなので、糖尿病であることは知っていました。
でもどの程度病状が進んでいるかは、おそらく母も詳しくは知らなかったと思います。
かかりつけの糖尿病内科があり、毎朝自分でインスリンを注射しています。
その薬の量を介護士の方に伝えたところ、それは結構進んでますねーと言われ、「そうなんだ」と理解したくらいです。
糖尿病ではHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー) という血液検査の数値の方が進行度の目安になります。
| 区分 | HbA1c(目安) |
|---|---|
| 正常値 | 5.6%未満 |
| 糖尿病予備軍 | 5.6〜6.4% |
| 糖尿病 | 6.5%以上 |
| コントロール不良 | 8%以上 |
父はインスリンを投与して飲み薬も飲みながらですが、現在6%程度に落ち着いているようです。
今後の方針:引き続き糖尿内科に通い続けます。母がいなくなって食事面が心配でしたが、宅食などを利用してしっかりと食事もできているようで、数値も落ち着いています。思ったより大丈夫でした。
父か現在利用している宅食はこちら↓
足先が紫色に変色しているのも気になっていますが、こちらも糖尿病の影響のようです。糖尿内科の先生からはそこまで心配されていません。
今後の方針:体調によって血色が良くなったりもしているので、父も毎日マッサージを頑張っています。引き続き様子を見ていきます。
黄斑前膜(目の病気)
黄斑前膜とは、目の奥にある網膜の中心部「黄斑」の前に薄い膜が張ってしまう病気です。
この膜ができることで、視力が低下したり、物が歪んで見えたりするようになります。
加齢とともに起こりやすく、40歳以上の約20人に1人がなると言われています。進行はゆっくりで、基本的に失明には至らない病気ですが、放置すると症状が悪化していきます。
今回は専門医のいる大学病院で再検査・診断してもらいました。
先生の説明によると、手術で多少良くなる可能性はあるものの、入院1週間ほどかかること、
費用や手間をかけてするほどの効果が期待できないこと、
など丁寧に画像を見せながら説明していただけて、私もよく理解できました。
今後の方針:父本人は手術を希望しています。次回大学病院に行く際に、また先生と相談する予定です。
腰痛(脊柱管狭窄症)
本人はヘルニアだと思い込んでいましたが、カイロプラクティックの先生から脊柱管狭窄症と言われました。
脊柱管狭窄症とは、背骨の中にあるトンネル状の管(脊柱管)が加齢などによって狭くなり、
中を通る神経が圧迫される病気です。
🦵 脊柱管狭窄症の主な症状
✅ 足のしびれや痛み
✅ 間欠性跛行(かんけつせいはこう):少し歩くと足が痛んで休みたくなり、休むとまた歩けるようになる
✅ 腰痛や下肢の脱力感
父のよちよち歩きや「腰がビリビリする」という症状はまさにこれでした。
ちなみにヘルニアと狭窄症はよく混同されますが別の病気です。
ヘルニアは椎間板が飛び出して神経を圧迫するもの、狭窄症は管そのものが狭くなって神経を圧迫するもの。
症状は似ていても原因が違うので、正確な診断がとても大切です。
今後の方針:子供たちとしてはカイロを続けていけばと思っていますが、即効性を求める父が根気よく通い続けられるかがネックです。
大きな病院の横柄な医師
腰のことが心配で、元々通っていた整形外科からの紹介で大きな病院の整形外科に妹が付き添いで行きました。
何時間も待たされた挙句、先生の態度がひどいものでした。
まともに診察もされず、話もせず、言われたのはこんな言葉。
「手術するもしないもあなた次第だけど、手術してもよくならないかもしれないし悪化するかもしれない」
一緒に治療を頑張っていきましょう、という雰囲気は全くなし。
不安な気持ちで何時間も待ってやっと診てもらえたのに、付き添った妹は怒っていました。
医師選びも本当に重要です。
カイロプラクティックで初めてわかった腰の病名
その後知人からの紹介で初めてカイロプラクティックに行きました。
そこでやっと先生から、
「これはヘルニアじゃなくて狭窄症ですよ」
と教えてもらえました。
ずっとヘルニアだと思い込んでいた父。長年の思い込みがやっと解けた瞬間でした。
内容は少し強めのマッサージと自宅でやる運動の指導です。
ただ父は即効性を求めるタイプなので、なかなか効果を実感しにくいカイロには最近あまり乗り気でない様子。
しかも自費なので1回6,000円。これも気になっているようです。笑
目の病気は良い先生に出会えた
黄斑前膜については、大学病院の専門医に診てもらいました。
こちらの先生は大学教授の方で本当に丁寧で親切な方でした。
父のよくズレていく話にもちゃんと耳を傾けてくれる方で信頼できそうな感じでした。
同じ「大きな病院の先生」でも、こんなに対応が違うのかと驚きました。
良い先生に出会えるかどうかは、本当に運もあると実感しています。
親の病院付き添いの必要性
今回一番痛感したのは、親は医師の説明をあまり理解していないということ。
自分の病名すら定かではないこと。
すぐに手術すれば良くなると思っていること。
薬を飲めば治るもしくは回復すると思っていること。
今回私は現状把握にかなり時間を要しました。
かかりつけ医はどこか、病名は何か、どんな薬を飲んでいるか。
付き添いしてメモしてわからないことは医師にその場で聞くことが大事だと感じました。
そしてもうひとつ痛感したのは、医師には大きく当たり外れがあるということ。
大病院の先生だから名医とは限りません。
コミュニケーションが全く上手くない年配医師もいます。
もし父が一人で整形外科を受診していたら、きちんと説明も理解せずに手術の予約をしていたかもしれません。
それを判断するためにも、付き添いが必要だと思いました。
元気なうちに少しずつ親の病状を把握しておくこと、そして病院には付き添うこと。
これが今回の一番の学びです。
次回Vol.4では、ヘルパーさんが来るようになるまでの流れやお願いできることなどをお届けします。
それでは、まったね〜〜〜


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