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翻弄される介護日記 Vol.1|突然始まった父の介護

介護

突然始まりました。

父の介護が。母が亡くなったことで。

母がいなくなって初めてわかったこと

父は母と弟との3人暮らし。

母は家事の一切を引き受けていました。

だから私たちは気づかなかったんです。

父の腰が、こんなにも悪化していたことを。

母が亡くなる数ヶ月前から腰が悪化していたようですが、母が全部やってくれていたので、父は寝起きさえすれば良かった。

それがいかに大きなことだったか、母がいなくなって初めて思い知りました。

父の現状把握

母の葬儀の間、父はほとんどまともに歩けていませんでした。

歩く時も1歩がとても小さく、段差は人に支えられてなんとか上り下りできる状態。

「腰がビリビリする」と言っていました。

もともとヘルニアだと思っていて、ちょうど母が亡くなった翌日に整形外科の手術の予約をしようとしていたほどでした。もちろんキャンセルしました。

その後大きな病院の整形外科に行きましたが、
先生が大外れでヘルニアかどうかもわからないまま、
その病院の受診をやめて別の病院に行くことにしたのですが、
ちょっと長くなりますのでその話はまた後日にしますね。

とにかく腰が痛すぎてそのせいで下半身がまともに機能せず、
玄関の段差を登るのにもハイハイで登っていたのです。

トイレななんとか行ける、お風呂はシャワーを3日に1度くらい。
こんな状況とは子供達はあまり知らなかったし、知ろうとしていなかったと思います。

介護保険のことを教えてくれた従兄弟

葬儀の場で、従兄弟がそっと教えてくれました。

「おじさんのあの状態なら、介護保険を申請した方がいいよ。
支援包括センターっていうところがあるから、まずそこに行ってみ」

介護保険、支援センター、正直自分には関係ないと思っていた言葉でした。

地域包括支援センターへ

母の葬儀が終わり、市役所へ死亡届を出しに行ったり、怒涛の手続きをした帰り道。

思い切って、地域包括支援センターに飛び込みました。

そんな施設があることも知らなかったのですが、とても親切に話を聞いてくださいました。

包括員さんが窓口になって介護申請してくださり、必要な書類を書いただけですぐに手続きを開始してくれました。

その後すぐに包括員さんが父の様子を見に来てくださり、父に合いそうなケアマネさんを探してくださいました。

介護認定前に利用開始したレンタル用品

介護認定が下りる前でも、すぐに動けたことがありました。

① 介護ベッドのレンタル(月額約1,000円)

父はそれまで10年以上和室で生活し、冬はコタツで寝る生活でした。

腰が悪い状態での床からの立ち上がりは本当に大変だったはず。

電動リクライニングの介護ベッドが届いてからは、最初は「眠れない」と言っていましたが、数日で慣れてぐっすり眠れるようになりました。

② 玄関の手すりとステップのレンタル(月額約1,000円)

父は腰の痛みで、玄関の段差をハイハイの姿勢でしか登れなくなっていました。

これは急務でした。

手すりとステップが設置されてからは、ずいぶん楽になりました。

どちらもレンタルなので月額1,000円ほど。介護認定前でも使えたのが助かりました。

介護用品で購入して良かったもの2選

父のために実際に購入して、使ってみて良かったものをご紹介します。

介護用品にはレンタルできるものとできないものがあります。

介護ベッドや歩行器(押し車タイプ)などはレンタルが可能ですが、シャワーチェアや杖のように直接体に触れるものは衛生上の観点からレンタルはできず、購入のみとなります。

今回は介護認定が下りるまで待っていられなかったので、自費で購入しました。

そしてこれは正直な感想なのですが、介護保険適用商品は元々の定価が高いものが多いんです。

介護保険で1〜3割負担になるとはいえ、Amazonなどで探すと同等品がずっとお手頃な価格で買えることも。

介護保険はもっと必要なサービスのために取っておいて、日用品レベルの介護用品はAmazonで買うというのが私の結論です。

① シャワーチェア(お風呂用椅子)※購入のみ・レンタル不可

6段階で高さ調節ができ、背もたれと肘掛けがついているタイプを選びました。

届いたら組み立てが必要ですが、難しくはないので安心してください。

実際に父に使ってもらったところ、「安定感がある」とのこと。

転倒が心配なお風呂での立ち上がりが、ずいぶん楽になりました。

② 折りたたみ4点杖

医師と理学療法士のW監修で、SGマーク取得の安心設計。

下にクッションがついているので地面につきやすいと父も言っています。

そして杖の上には懐中電灯がついているので、暗い時も安心です。

ただ…ひとつ笑えない笑える話。

杖の上には非常ブザーもついているのですが、父が間違えて何度か押してしまいまして

病院の廊下にけたたましいブザー音が鳴り響きました(笑)

慣れるまで少し時間がかかりましたが、いざというとき助けを呼べるブザーは安心機能だと思います。

父の食事問題はこう解決した

介護用品と並んで、いやそれ以上に困ったのが父の食事でした。

父は同居する弟との2人暮らしになったのですが、弟は仕事で帰りが遅く、料理もできません。作り置きしてあげることも現実的に無理。週末は弟が一緒に食事をしますが、平日の父の昼食と夕食が完全に宙に浮いてしまったのです。

私も離れて暮らしているので毎日通うことはできず、悩んだ結果…

とりあえず宅配食を3社申し込みました。

  • ワタミの宅食
  • nosh(ナッシュ)
  • 世田谷自然食品

「とりあえず全部試す」という力技です(笑)でも結果的に、これが正解でした。実際に使い比べてみると、それぞれ結構違ったんです。

3社使ってみた正直な感想

◆ ワタミの宅食

たまに外食したり自分でラーメンとか作ってしまう父には合わなかったようですが、毎日決まった時間に手渡しで届くので、一人暮らしの親御さんの見守りを兼ねたい方にはとても良いサービスだと思います。

◆ 世田谷自然食品(冷凍タイプ)

ちょっとお値段高めなのですが、冷凍でまとめて届くのでいつでも食べれる。これが高齢の父には合っていたようです。味も「美味しい」と言って食べています。

◆ nosh(ナッシュ)

こちらは弟がよく食べています。メニューがおしゃれで、どちらかというと若い人向けかな?という印象。働き盛りで自炊できない弟の食事問題も、ついでに解決してしまいました。

高齢の親と宅配食、注意点がひとつ

冷凍の宅配食は親が自分でレンジで温められることが前提です。父も自分で温めて食べられています。

…が、先日そのレンジが壊れました

「保証期間内なのに修理も交換もしてくれない」と父はぼやいていましたが、レンジの中を見ると天板が焦げている

…これ、入れてはいけないアルミホイルか何かを入れたよね??

父は「入れてないよ〜」と惚けていましたが、あれは嘘ついてる時の顔だね。

高齢の親が一人でレンジを使う場合、「使ってはいけないもの」を改めて確認しておくことをおすすめします。うちはレンジ買い替えという余計な出費になりました。

それでも、宅配食のおかげで「父が今日何も食べていないかも」という心配から解放されたのは本当に大きかった。食事の心配は、介護の中でもかなり重たい部分です。同じ状況の方は、まず1社お試しから始めてみるといいと思います。

介護認定のランクについて

介護認定は全部で8段階あります。

自立:介護保険サービス不要な状態

要支援1:日常生活はほぼ自分でできるが一部支援が必要

要支援2:要支援1より支援が必要。適切な支援で改善が期待できる

要介護1:部分的な介護が必要な状態

要介護2:立ち上がりや歩行が不安定で一部介助が必要

要介護3:日常生活全般に介助が必要。特別養護老人ホームへの入居は原則ここから

要介護4:日常生活全般で介護が必要で理解力の低下もみられる

要介護5:介護なしでは生活できない状態。最も重い状態

父の介護認定が下りた

地域包括支援センターに飛び込んでから、認定士さんが来て父の様子を見て、話を聞いて、申請して。

そして約1ヶ月半で封書が届きました。

今回の認定では父は要支援2でした。

要介護だと受けられる支援がかなり増えるので、できれば要介護が欲しかったけどこればかりは仕方ありませんね。
詳しい支援の内容については、次回ケアマネさんから説明をしていただくことになっているので、また追記していきます。

現在のサービスと父の奇行

今はヘルパーさんに週1回45分来てもらっています。

父が苦手なトイレ・お風呂・キッチンの掃除をしてくれています。
お願いすれば料理や買い物、お風呂の介助なども対応してくれます。

今は父がまだ一人でお風呂に入れるのでお願いしていませんが、今後必要になったときも安心です。


昔から父は突拍子もないことをして母を怒らせてり呆れさせたりしてきているのですが、
今回私もその洗礼を受けました。

実は父は一度もトイレ掃除したことがなかったんだと思います。
先日父は取れない便器の汚れをなんと鉄ヤスリを使って取ろうとしていました。
本当に、聞いた時は開いた口が塞がりませんでした。
恐らく陶器の便器には無数を傷がつき、もっと汚れが付きやすくなってしまったと思いますが、
もう私は何も言うまいと思ってそのヤスリの件には触れませんでした。

介護には諦めも必要ですね・・・

同じ状況の方へ伝えたいこと

突然始まった親の介護。

戸惑っている方に、まず伝えたいことがあります。

まずは地域の包括支援センターに行ってください。

とても親切にこれからどうしたらいいか相談に乗ってくださいます。

費用もかかりません。

私は母を亡くした直後、右も左もわからないまま飛び込みました。

でも、そこから全部動き始めました。

一人で抱え込まないでくださいね。

介護はこれからも続いていきます。続編も書いていきますのでまた読んでみてください。
次回は離れて暮らす父とのやりとりに苦戦した結果、アプリ開発に至った話とLINEスタンプを制作した話をお届けします。

アラフィフでもアプリが作れてしまったんです。ぜひ読んでみてね!

それでは、まったね〜〜〜

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